国産車有利の歴史に終止符-「カムリ」が韓国で「今年の車」

ヒュンダイモーターカンパニー(現 代自動車)にとってこの20年余り、毎朝日が昇るように韓国人が韓国車 を買うのは当然だった。ところが今年はトヨタ自動車の「カムリ」が韓 国の「カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。

確かにカムリは世界中の消費者の心をつかんでいる。1982年の生産 開始以来、1400万台以上が出荷された。しかし、朝鮮半島を統治した歴 史がある日本との複雑な関係を考えると、韓国の自動車ジャーナリスト らが日本車をその年の最も優秀な車に選んだことは驚きだ。

外国製品に対する見方の変化や自由貿易協定、ウォン高を背景に、 アジア4位の自動車市場である韓国で輸入車のシェアが過去最高を記録 している。トヨタにとっては韓国への年間出荷台数はハワイ向けと同じ 程度で、大したことではない。だが現代自と傘下の起亜自動車には世界 的に販売がウォンの上昇で打撃を受けているときに、最大の稼ぎ頭であ る市場で邪魔された格好だ。

自動車調査会社カノラマの宮尾健アナリストは「韓国製のものを着 たり、持ってるのがプライドだったのに対して、今はグローバルに評価 されているブランドを持つことが良い、という意識に変わってきてい る」と話す。

カムリは過去に受賞してきた現代自や起亜自のモデルなど44車種を 差し置いて、海外ブランドとして初めて韓国自動車記者協会の賞を獲得 した。

原題:Hyundai Home Advantage Vanishes as Koreans Say Camry Best: Cars(抜粋)