LIBOR不正操作、英FSAは監督責任を免れず-議会報告

ロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)の不正操作が何年も続けられていたことに気付かなかっ た英金融サービス機構(FSA)は、銀行監督当局として責任を免れな いと下院財政特別委員会(アンドルー・タイリー委員長)の報告書が指 摘した。

下院財政特別委の調査報告書は、米英の監督当局が2億9000万ポン ド(現在の為替レートで約414億円)の制裁金を科した英銀バークレイ ズについて、FSAがそれ以前にコンプライアンス(法令順守)を問題 にしたり、その不備に対処することはなかったと批判した。

タイリー委員長は報告書で、「重要な指標金利の組織的な操作が銀 行業界に長らくはびこっていたようだ。これに伴い重大な銀行監督の欠 陥も露呈した。FSAがスキャンダルの責任の一端を負う必要があるの は明らかだ」との見解を示した。

FSAは特別委に対し、LIBOR操作を警告する兆候を見逃して いなかったかどうかあらためて検証するため、バークレイズとのやり取 りを監査部門が調査していることを明らかにした。2007年1月から09年 5月末までの期間を中心に調査が行われており、3月末までに完了する 予定。

原題:U.K. FSA Deserves Blame on Libor Scandal, Lawmaker Tyrie Says(抜粋)