【個別銘柄】コマツや太陽誘電に売り、GSユアサ急伸、ガンホー反落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

コマツ(6301):前日比4.1%安の2311円。建設・鉱山機械メーカ ー最大手の米キャタピラーが20日、アジアと北米で販売が一段と減少 し、世界のリテール機械販売の落ち込みが加速したと明らかにしたこと で、事業環境の厳しさを懸念する売りが広がった。同業の日立建機 (6305)も3.4%安の2115円と反落。

エムスリー(2413):5.3%安の15万3500円。親会社のソニー (6758)が事業再編の一環として、エムスリー株9万5000株をドイツ証 券に譲渡すると20日に発表。譲渡は25日に完了予定で、譲渡後のソニー の持ち分は55.8%から49.8%へ低下する。目先の株式需給の悪化が懸念 された。ソニー株は1.8%安の1331円で終了。

アップル関連株の一角:太陽誘電(6976)が3.1%安の1003円、村 田製作所(6981)が1.5%安の5990円、東芝(6502)が1.9%安の412円 など。米アップル製品を受託生産する富士康科技集団(フォックスコ ン)が中国での人員採用を凍結したことが明らかになる材料があり、前 日の米国市場でもアップル株は6日続落していた。太陽誘電には、20日 付で投資判断「2(中立)」を維持したSMBC日興証券が1ドル=90 円までの円安効果は株価に織り込み済み、との見解を示す材料もあっ た。

シャープ(6753):3%安の321円。中期経営計画の策定・公表を4 月以降に先送りする検討に入った、と21日付の朝日新聞朝刊が報道。米 アップルからの注文減少などで業績回復に向けた検討課題が増え、円安 対応も急務になったためとしている。

ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674):8%高の352円。米 航空機メーカーのボーイングは最新鋭旅客機787の運航停止命令の解 除を目指し、今月22日に改善策を米連邦航空局(FAA)に提示する見 通し、と事情に詳しい関係者が明らかにした。ボーイングが提示する改 善策には、リチウムイオン電池が発火しても機体に損傷を与えず、煙が 客室に漏れないようにするための措置が含まれているという。同改善策 にはFAAの承認が必要、バッテリーはGSユアサが製造している。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765):12%安 の258万8000円と、6営業日ぶりに急落した。メリルリンチ日本証券の 富松陽介アナリストは20日付リポートで、19日の午後3時から7時にか けて、国内iPhoneアプリ売上ランキングで、ガンホーの「パズ ル&ドラゴンズ(パズドラ)」が2位に落ちたと指摘。少なくとも昨年 夏以降、臨時処置を除き、同ランキング1位を継続してきたとみられる と同氏は述べている。14日に好決算と1対10の株式分割を発表したこと を受け、ガンホー株は15-20日までの4営業日で87%上げていた。

ユニプレス(5949):8.7%高の1994円。ゴールドマン・サックス 証券が20日付で、目標株価を2300円から2400円に引き上げ、投資判断 「買い」を再強調した。追加的な合理化効果を織り込み、今期営業利益 予想を185億円から200億円に増額、会社計画達成は可能との見方に変更 した。日産自動車の新車立ち上げ関連の北米生産トラブルについては、 部品在庫を2月末で適正化する見通しと指摘している。

カカクコム(2371):3%高の3645円。3月末の株主を対象に1株 を2株に分割する、と20日発表した。流動性の向上や投資家層の拡大を 狙うとしている。

モブキャスト(3664):1.5%高の2086円。電通(4324)を割当先 に9000株の第三者割当増資を実施する、と20日に発表。発行価格は2226 円、払込日は3月15日。手取り概算で1953万円の調達資金は、電通の協 力を受けて韓国でのソーシャルゲームの広告・マーケティング活動に充 当予定。両社連携、今後の収益寄与を見込む買いが入った。

富士重工業(7270):1.3%高の1346円。野村証券は20日付で、投 資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を1070円から1700円に上げ た。主力の米国では競争力の高い新型車をてこに、値引きを抑制しなが ら販売増が続くだろうと指摘。円安も追い風で、対ドル1円の円安は14 年3月期で70億円の営業増益要因と推定した。

大日本住友製薬(4506):3.5%高の1318円。がんの再発や転移の 原因と考えられている「がん幹細胞」の治療薬を早ければ2014年末に北 米で承認申請する、と21日付の日本経済新聞朝刊が報道。17年度に世界 で8億ドル(約750億円)超の売り上げを目指す、としている。

シチズンホールディングス(7762):1.4%高の497円。野村証券 は20日、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を420円から570円 に上げた。13年3月期はムーブメントの稼働調整、時計の中国での不買 運動など悪材料が重なったが、14年3月期はいずれも最悪期を脱し、円 安や構造改革効果から急激な業績回復が期待できるとした。

富士紡ホールディングス(3104):2.9%高の285円。13年3月期の連 結営業利益は前期比ほぼ倍の70億円前後になりそうで、61億円の従来予 想を上回ると21日付の日経新聞朝刊が報道。タブレット(多機能携帯端 末)などの普及で、精密加工用の研磨材の受注が好調という。

システム・ロケーション(2480):80円(27%)高の381円でスト ップ高。13年3月期の連結営業利益見通しを1億2400万円から前期 比69%増の1億6400万円に上方修正する、と20日に発表。再販業務支援 での入札会への出品車両台数が順調に推移、システム業務支援での定期 レンタル収入の増加なども寄与した。

協立情報通信(3670):大阪証券取引所ジャスダック市場にきのう 新規株式公開(IPO)し、上場2日目のこの日付けた初値は公開価格 (1500円)の3.3倍に当たる5000円。終値は5400円だった。同社は法人 の顧客を対象に情報通信システムや会計情報のソリューション事業 を 手掛けるほか、個人向けにはNTTドコモの販売店である「ドコモショ ップ」を運営し、モバイル販売サービスも展開している。

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