スプリントCEO:周波数獲得に積極的姿勢-データ需要増で

米携帯電話3位スプリント・ネクス テルのダン・ヘッセ最高経営責任者(CEO)は、同業のベライゾン・ ワイヤレスとAT&Tが業界で最も貴重な資源である周波数取得を積極 的に進めていることを踏まえ、自身も周波数獲得に乗り出していると述 べた。

スポーツや音楽の動画を携帯電話や端末で視聴する利用者が増える 中で、スプリントは将来に自社のデータサービスに支障が出ないよう、 通信能力を高める必要がある。ヘッセCEOは今月のインタビューで、 同社は他社との取引や政府入札を通じた周波数獲得を狙っていると述べ た。

スプリントは昨年10月にソフトバンクによる200億ドルでの買収で 合意した後の2カ月間に、米無線通信会社クリアワイヤの完全買収な ど26億ドル相当の買収で合意した。それまでの1年間はほとんど買収に 資金を投じておらず、これに対してAT&Tとベライゾンは約50億ドル 相当の合意をまとめた。このため、資金面での優位性がヘッセCEOの 積極的な攻勢を支えることになりそうだ。

ヘッセCEOはインタビューで、「クリアワイヤによってわれわれ は当面の間、周波数で堅固な地位を固めることができるだろう。ただ、 われわれは極めて長期的な視野も持っており、より多くの周波数獲得を 目指したいと思う」と述べた。

トラガ・リサーチのチーフ調査オフィサー、フィル・マーシャル氏 によると、スプリントの選択肢にはUSセルラーやリープ・ワイヤレ ス・インターナショナルといったより小規模の携帯電話会社から周波数 を買い取ることや、こうした企業の完全買収が含まれるもようだ。当局 の審査をめぐりヘッセCEOと対立するディッシュ・ネットワークのチ ャーリー・アーゲン会長と合意する可能性もあるという。スプリントが 政府入札で周波数を獲得することも考えられる。

原題:Sprint CEO Hesse Seeking More Deals as Data Demand Surges: Tech(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE