ハリバートン、数十億ドルの損害賠償免れる可能性-原油事故

米国史上最悪の原油流出事故に関連 し、油井関連サービスを提供する米ハリバートンは、数十億ドルの損害 賠償の支払いを免れる可能性がある。

2010年に原油流出事故を起こしたメキシコ湾のマコンド油井におけ るハリバートンの作業に不備があったとして、事故の被害者のほか、訴 訟の共同被告であるメジャー(国際石油資本)の英BPなどの企業も訴 えを起こしている。

ニューオーリンズの連邦地裁での審理で証拠調べ入りを来週に控え て、BPの専門技術者であるJ・J・アザール氏は宣誓供述書の中で、 BPとトランスオーシャンが行った陰圧試験の結果が正しく評価されて いれば、爆発が避けられていた可能性があると証言した。ブルームバー グ・ニュースが供述書の内容を確認した。

陰圧試験は油井からの原油漏れがないようにセメント打ちがきちん と行われているかどうかを判断するもの。アザール氏の証言よれば、こ うしたセメント打ちが不適切だったにもかかわらず、問題がないと解釈 された。

ハリバートン側のドン・ゴッドウィン弁護士は、「BPとトランス オーシャンが陰圧試験を正しく解釈し、セメント打ちが良好でないとの 判断をしていれば、修復作業をすることができ、この原油噴出事故が起 きなかっただろう」と述べ、アザール氏にこの見方に同意するかと尋 ね、同氏は同意を明言。供述書によると、セメントの打ち直しが必要だ ったかどうかを最終的に判断するのはBPだという点でもアザール氏は 同弁護士と一致している。

原題:BP Witness May Help Halliburton Avoid Blame in Gulf Spill Trial(抜粋)

--取材協力:Brian Swint、David Wethe.