FOMC議事録:資産購入の先行きで参加者の見解割れる

米連邦準備制度理事会(FRB) が20日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、1月29-30日開催)の 議事録によれば、毎月850億ドルという資産購入のペース変更、停止あ るいは継続について参加者の見解が割れた。

議事録では、数人は「景気見通しの変化もしくは資産購入の効果と コストに対する評価の変化に応じて、委員会は資産購入のペースを変え る準備をすべきだと強調した」と記された。

今回の議事録では、雇用市場が「大幅」に改善するまで資産購入を 続けるというバーナンキFRB議長主導の政策をめぐり当局者の間で意 見が割れたことを示している。

数人は現行政策のコストと効果の評価により「委員会が、雇用市場 が大幅に改善したと判断する前に資産購入を縮小もしくは停止すること もあり得る」とした。

一方、他の幾人かの参加者は「資産購入の早過ぎる縮小や停止がも たらし得るコストも甚大だ」と主張。また「雇用市場の顕著な改善が見 通せるようになるまで資産購入を継続すべきだ」と主張する参加者もい た。議事録では参加者の具体的な名前は挙げないほか、ある認識を何人 が示したか具体的な数字を挙げることもない。

追加緩和のリスク

議事録によれば、「多くの参加者」は「追加の資産購入で生じ得る コストとリスク」について懸念を表明。また、数人は当局が出口政策を 始める状況で追加の資産購入が「もたらし得る後遺症」について、2、 3人はインフレリスク、幾人かは金融安定へのリスクを挙げた。

議事録では、「数人の参加者は、現在の状況下ではポートフォリオ に非常に大規模な長期資産を抱えると、保有資産を売却する時に金融当 局に大きな資本損失のリスクが発生すると指摘した」と説明。一方、 「他の参加者は相殺要素を挙げたほか、損失が発生しても金融政策の効 果的な運営が妨げられることはないと主張した」とも記された。

原題:Several on FOMC Said Fed Should Be Prepared to Vary QE Pace (1)(抜粋)

--取材協力:Craig Torres、Jeff Kearns.

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