英中銀議事録:資産購入枠6対3で維持決定-金利は全会一致

イングランド銀行(英中央銀行)は 今月7日に開いた金融政策委員会(MPC)で、資産買い取りプログラ ムの規模を3750億ポンド(約53兆6800億円)に維持することを6対3で 決めた。当局者らは景気支援に向け、政策金利の引き下げや購入対象の 資産拡大を含む複数の選択肢を検討した。

20日公表の議事録によると、キング総裁とフィッシャー委員、マイ ルズ委員が資産購入枠の250億ポンド拡大を主張した。キング総裁が MPCで少数派となったのは総裁就任以来、4回目。前月会合で規模拡 大を求めたのはマイルズ委員のみだった。

政策金利を過去最低の0.5%に据え置くことについては、MPCメ ンバー9人全員が支持した。

議事録は、景気支援で信用拡大策など一段と的を絞った措置の検討 にMPCが傾きつつある可能性を示した。幅広い協議が行われたこと は、インフレ率が目標の2%を上回る水準に向こう2年間とどまる見通 しの中で、経済の力強さについての懸念が当局者の間で広がっているこ とを示唆するものだ。

MPCは「成長は低迷したままで、経済は引き続き多くの向かい風 に直面している」と指摘。「一段の刺激が必要とされるなら、現状にお いてはさらなる資産購入よりも、経済における特定の摩擦や市場の機能 不全により的を絞った政策介入の方が一段と効果的な公算が大きいとい う主張が成り立つかもしれない」と続けた。

議事録によれば、MPCは今月の会合で利下げのほか、英国債以外 の資産購入や銀行の預金準備に関する変更を検討した。これらは過去に も検討された選択肢だが、難点が残ったままとなっている。

信用についてMPCは、「融資のための資金調達スキーム (FLS)」が想定通りに機能しているもようだと説明。その上で FLS以外に、英中銀が他の英当局とともに展開可能な政策手段を協議 することも必要だろうとの認識を示した。

原題:King, Fisher, Miles Defeated in QE Push as BOE Debate Widens (2)(抜粋)