ソニー:エムスリー株を一部売却-今期営業利益に1150億円計上へ

ソニーは事業再編の一環として、オ ンライン医療関連サービス提供の連結子会社エムスリーの株式9万5000 株をドイツ証券に譲渡すると発表した。譲渡に伴い今期(2013年3月 期)第4四半期の営業損益に1150億円を計上する。

譲渡は25日に完了の予定。譲渡後のソニーの持ち分は55.8%か ら49.8%へ低下する。ソニーは7日の決算発表で今期営業利益予想 を1300億円に据え置いた。その時点で今回の譲渡やその後の保有株式再 評価による利益計上の可能性は想定していたが、業績への影響は他の要 因も含めて精査中という。

ソニーは前期(12年3月期)にテレビ事業の不振などで過去最悪の 純損失を計上、今期は5年ぶりの純利益確保を目指している。再建へ向 けて1万人規模のリストラや不採算事業の整理を進めており、1月には 米本社ビルの売却を発表している。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは「最終黒字必達のために なりふり構わない印象。格付けなどにも影響が出てくるため、最終赤字 は何としても避けたいのだろう」と指摘。「資産売却は一時的で評価で きない。どこかで本業を反転させないといけないが不透明な要素が多過 ぎる」と語った。

--取材協力:天野高志、Mariko Yasu. Editors: 谷合謙三, 浅井秀樹

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