今日の国内市況(2月20日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株昨年来高値、独景況改善し輸出、内需買い-1万1500円場面も

東京株式相場は上昇。TOPIX、日経平均株価ともに昨年来高値 を更新した。ドイツの景況感が大幅に改善したことを好感し、電機や輸 送用機器など輸出関連株が高く、アナリストが投資判断を引き上げたパ ルプ・紙株のほか、電力や陸運、保険など内需関連株、原油先物高を受 け石油・石炭製品株も買われた。

TOPIXの終値は前日比10.09ポイント(1%)高の973.70、日 経平均株価は95円94銭(0.8%)高の1万1468円28銭。日経平均は一時 1万1510円52銭と2008年9月30日以来、4年5カ月ぶりに日中ベースで 1万1500円に乗せる場面もあった。

ベイビュー・アセットマネジメントの高松一郎運用第2部長は、米 国景気が好調で、中国にもしばらく悪材料はなく、「日本株の上昇トレ ンドはしばらく続く」と指摘。ただ、足元で売買代金が減ってきてお り、「短期的な調整には警戒している」と話していた。

●債券は反落、米債下落や株高が重し-20年債入札控えて超長期債安い

債券相場は反落。前日の米国債相場が下落したことや日米株高が重 しとなった。あすの20年国債入札に向けた売りから超長期債が安い

東京先物市場で中心限月の3月物は、前日比4銭安の144円34銭で 始まり、いったんは3銭高の144円41銭を付けたが、その後は売りが優 勢になり、144円30銭まで下落。午後の開始後に144円40銭に上昇した が、その後は伸び悩んで、終値は3銭安の144円35銭と4営業日ぶりに 反落して引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の327回債利回 りは1ベーシスポイント(bp)高い0.745%で始まり、その後は0.74%で 推移した。5年物の108回債利回りは0.5bp高い0.135%。20年物の141回 債利回りは1.5bp高い1.755%。30年物の37回債利回りは1.90%と、昨 年12月12日以来の低水準で始まったが、その後は水準を切り上げ、午後 は1.5bp高い1.92%に上昇している。

●円が全面高、日銀総裁人事の観測や政府の外債購入への消極的姿勢で

東京外国為替市場では円が主要16通貨に対して全面高となった。日 本銀行の次期総裁人事をめぐる観測や外債購入に対する政府の消極的な 姿勢を背景に円買いが進んだ。

ドル・円相場は午後に円が一段高となり、一時1ドル=93円14銭 と、3営業日ぶりの円高値を付けた。午前は日本銀行の白川方明総裁の 後任人事で元財務次官の武藤敏郎大和総研理事長が候補から外れたとの 一部報道を受けて、円売りが先行。93円83銭まで円安が進む場面も見ら れていた。午後5時15分現在は93円34銭付近で取引されている。

安倍晋三首相は20日午後の参院予算委での答弁で、官民外債ファン ドについて、必要性は相当薄まってきていると発言。また、麻生太郎財 務相も外債を購入する気はないと述べた。