荏原株が急落、公募増資による希薄化懸念で-日経平均の下落寄与2位

コンプレッサーやポンプを生産する 荏原の株価が急落、3カ月半ぶりの値下がり率を記録している。公募増 資と転換社債型新株予約権付社債(CB)発行の発表を受けて1株当た り価値の希薄化懸念が出ている。

荏原株は前日比10.8%安の362円まで下落、今期(2013年3月期) 業績予想を引き下げて大幅安になった2012年11月5日(11%安)以来の 値下がりとなった。午後1時45分現在で8.4%安と東証1部で値下がり 率首位。日経平均の押し下げ寄与度は2位。

荏原は19日、最大4200万株の新株で152億円を調達、合わせて CB200億円も発行すると発表した。新株だけでも発行済み株式の9.9% に当たる。シェールガスを液体化させるコンプレッサーを手がける荏原 は、需要拡大を踏まえて米国子会社の設備投資などに資金を使う。

クレディ・スイス証券の黒田真路アナリストは、荏原株の下落につ いて「増資による希薄化懸念が背景だ」と述べた。8日に開示した第3 四半期(10-12月)決算が予想外に好調で株価が14日に昨年来高値を更 新しており、売り注文が出やすかったとしている。