韓国中銀総裁、金融緩和は必要なしと示唆-経済見通し改善

韓国銀行(中央銀行)の金仲秀総裁 は19日、世界経済の見通し改善に伴い今年の韓国経済の成長率が予想を 上回る可能性が高まっていると述べ、追加的な金融緩和が当面は必要な いとの見方を示唆した。

金総裁(65)はソウルでのインタビューで、韓国が2.8%成長を達 成する公算が大きいと語り、「下振れよりも上振れの可能性が若干大き いとみている」ことを明らかにした。また、国内の流動性は「潤沢」だ との認識も示した。

ウォン高・円安で輸出業者が苦戦する中、投資家の間では利下げ観 測が浮上、3年物国債利回りは過去最低を付けている。ただ、エコノミ ストの間では金利の見通しは割れる。バークレイズと野村インターナシ ョナルは年内は金利据え置きと予想しているが、ゴールドマン・サック ス・グループは2月12日の調査リポートで4月の利下げ見通しを示し た。

金総裁は世界経済について、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀 行総裁会議では、当局者の間で景気が上向くさらなる兆候が待たれてい るものの「全体的なムードは改善している」感じたと語った。

2月14日の政策金利据え置き決定も前月に続き全会一致ではなかっ たのを受け、投資家の間に利下げ観測が広がっている。これについてコ メントを求められた金総裁は「私は政策委の見解を代弁する立場にあ る。重要なのは政策委の決定だ」と述べた。

総裁はまた、低インフレは理論上、金融緩和の余地を認めるものだ が、市場には潤沢な流動性があるため、こうした動きの影響は弱まると の認識を示した。

原題:BOK’s Kim Signals No Rate Cut Needed as Global Outlook Improves(抜粋)