ブラジル株:ボベスパ5日続落、4カ月ぶり長期下落-銀行株安

19日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が5営業日続落し、昨年10月以来の長期下落となった。 金融当局の利上げが先送りされれば、市中銀行は自行の金利引き上げに よる利益改善が図れないとの見方から、金融株が売られた。

イタウ・ウニバンコ・ホールディングは1.9%、ブラデスコ銀行 は2.1%それぞれ下落し、金融株の下げの中心となった。最もボベスパ 指数の下げにつながったのは石油会社OGXペトロレオ・エ・ガス・パ ルチシパソンエス。一方、中南米最大の石油化学会社ブラスケム は7.1%上昇と、半年ぶりの大幅高だった。クレディ・スイス・グルー プが投資判断を「バイ」相当に引き上げたことが好感された。

ボベスパ指数は5営業日続落し、前日比0.5%安の57314.40で終 了。指数構成銘柄のうち下落が43銘柄、上昇は24銘柄。通貨レアル は0.4%高の1ドル=1.9557レアル。

レガン・アドミニストラサン・ジ・レクルソス(サンパウロ)の運 用担当者ファウスト・ゴウベイア氏は電話取材に対し、「金融当局が1 -6月(上期)に利上げする可能性は依然として残るとの観測から、銀 行株は先週かなり上昇した。しかし、こうした見方が後退したため、上 昇分の一部を吐き出した」と指摘した。

利上げは、成長を損ねローンのデフォルト(債務不履行)などを招 き、銀行にとって打撃となる恐れがある。その一方で、ブラジル政府か ら借り入れコストの引き下げと利ざや圧縮を迫られている金融機関には プラスとの見方から、投資家は銀行株を買い進めていた。バンコBTG パクチュアルによれば、ブラジル中銀が利上げすれば市中銀行は自行の 金利引き上げと利ざや回復が容易になる。

原題:Bovespa Posts Longest Losing Streak in Four Months as Itau Drops(抜粋)

--取材協力:Julia Leite.