スイス中銀総裁:フラン、再び上昇するリスクまだ残っている

スイス国立銀行(中央銀行)のヨル ダン総裁は19日、欧州首脳がユーロ圏の信頼回復に腐心する中でスイ ス・フランが再び上昇するリスクが残っているとの認識を示した。

ヨルダン総裁はチューリヒで開かれたイベントで、「フランが年初 から対ユーロでわずかに上昇していることを歓迎している」と発言。た だ、「ユーロ圏の財政・構造問題が解決されない限り、フランに対して 再び急激な上昇圧力がかかるリスクは消えていない」と述べた。発言内 容は電子メールで配布された資料で明らかになった。

フランは今年に入って対ユーロで約2.2%下落している。ユーロ圏 の債務危機をめぐる緊張が最悪期を脱し、フランに対する上昇圧力も後 退した。スイス中銀はフランがユーロとほぼ等価となったことを受け て2011年9月に設定したフランの上限1ユーロ=1.20フランを守るた め、未曾有の規模の外貨準備を積み上げている。フランはチューリヒ時 間午後6時10分(日本時間20日午前2時10分)現在、1ユーロ=1.2345 フラン。

ヨルダン総裁は中銀が「最大の決意」で上限を守るとし、政策当局 者は「必要に応じていつでもさらなる措置を講じる用意」があると述べ た。中銀は金融評価に関する次回の四半期会合を3月14日に開く。

原題:SNB’s Jordan Says Franc Still Facing Risk of Renewed Pressure(抜粋)

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