スペイン債が上昇、ドイツ景況感改善で高利回り債に買い

19日の欧州債市場ではスペイン国債 が上昇し、10年債利回りは2週間ぶりの低水準に近づいた。ドイツで景 況感が改善し、高利回り債を求める動きが強まった。

スペイン2年債は4営業日ぶりに上昇。計40億ユーロの3カ月物と 6カ月物の証券入札で、落札利回りが前回入札を下回った。10年債入札 を翌日に控えたドイツの国債はほぼ変わらず。ベルギーは銀行団を通じ て5年債を週内に発行する。エコノミスト調査によると、20日公表され るユーロ圏消費者信頼感は改善する見通し。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、マイケル・ライスター氏(ロ ンドン在勤)は「強い内容の経済データが出てくるようになり、景況感 指数に対する期待は高まっている」と発言。「スペインとイタリア国債 は下げから反転した」と語った。

ロンドン時間午後4時3分現在、スペイン10年債利回りは前日比4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.19%。14日に は5.16%まで下げ、1日以来の低水準となった。同国債(表面利 率5.4%、2023年1月償還)価格はこの日、0.315上げ101.58。同年限の イタリア国債利回りは1bp低下の4.40%。一時は5bp上げた。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が発表した2月の期待指 数は48.2と、前月の31.5から上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミスト38人の予想中央値(35.0)も大きく上回り、2010年4月 以来の高水準となった。

ドイツ10年債利回りは1.62%。8日には1.58%と、先月25日以来の 低水準を付けた。

英国債

英国債市場では2年債と10年債の利回り格差が一時、ほぼ11カ月ぶ りの大幅に拡大した。英国は今週、長期債を発行する。

ロンドン時間午後4時35分現在、10年債利回りは1bp低下 の2.19%。14日には2.27%と、昨年4月2日以来の高水準を付けた。同 国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日、0.09上 げ96.275。2年債との利回り格差はほぼ変わらずの188bp。3月20日 以来の最大となる190bpまで拡大する場面もあった。

原題:Spanish Bonds Gain as German Confidence Boosts Demand for Yield(抜粋) U.K. Yield Curve Widens to Steepest in 11 Months; Pound Weakens (抜粋)