米財政責任委の元共同議長、債務削減で2.4兆ドルの計画提案

オバマ米大統領が2010年に設置した 財政責任・改革国家委員会の元共同議長は、向こう10年間で政府債務を 削減する2兆4000億ドル(約225兆円)規模の計画を提案した。

提案したのはクリントン政権で大統領首席補佐官を務めたアースキ ン・ボウルズ氏と元共和党上院議員のアラン・シンプソン氏。同計画は 債務の抑制を1つの大きな法律を通じてではなく、段階的に実施する内 容になっている。

両氏は計画の概要で「われわれがここで提示している内容は決して 完璧なものではない」としながらも、「財政赤字を減らし経済を成長さ せる計画をめぐる、真の意味での超党派による交渉に向けた基準にはな り得る」と説明した。

民主、共和両党の間では、3月1日に発効する一律歳出削減の回避 策をめぐり意見の対立が続いている。

ボウルズ、シンプソン両氏の提案では、削減全体のうち4分の1は メディケア(高齢者向け医療保険制度)やメディケイド(低所得者向け 医療保険制度)を含むヘルスケア関連の制度変更で、また別の4分の1 は税法を改正し最大免除・控除額の規模を縮小することで対応する。こ うして生まれた節減分は、一部は財政赤字の削減に、残りは所得税率の 引き下げに充てられる。

このほかの節減方法としては、インフレ指標改正による社会保障給 付金の抑制に加え、農家向け補助金の縮小や軍関係者を含む年金の減額 なども提案している。

ただこうした節減を実施しても、「この財政赤字削減は、この10年 間の経済規模に対する債務の比率を低下傾向に抑えるには決して十分で はない」と指摘した。

原題:Obama’s Deficit Commission Leaders Offer Spending-Cut Proposal(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE