丸紅の国分次期社長:「純利益3000億円に届くところが目標」

丸紅の次期社長に内定した国分文也 副社長は19日午後、都内で記者会見し「丸紅の勢いを消さずに成長を加 速させ、守りも固める」と述べ、連結純利益の目標として「個人的には ボトムで2000億円をコンスタントに出せ、環境が好転した時には3000億 円に手が届くところが一つの目標」と抱負を述べた。

国分氏は注力していきたい分野として「電力をはじめインフラ事業 は安定的な収益が見込め、どうしても伸ばしていく必要がある」と指 摘。穀物分野では米ガビロン買収を決めたことで「確実に形にしていく 必要がある」と述べた。鉄鋼原料や石油・ガスなどの資源エネルギー事 業、内需に密着した成長が取り込める分野なども注力分野に挙げた。

会見で朝田照男社長は社長交代を決めた背景について「今期純利益 は目標としていた2000億円を間違いなくクリアできるだろうという確信 も持てたので、これを大きな一つの区切りとして、新たな中期経営計画 は新たなリーダーの下でさらなる持続的成長に向かってほしいと決断し た」と述べた。

朝田氏は2008年4月に社長に就任。積極的な投資戦略を進めるなど して収益力強化を進め、現行の中期経営計画最終年度となる13年3月期 の連結純利益は2期連続で過去最高益を達成する見通し。豪鉄鉱石鉱山 への投資や米穀物会社ガビロン買収を決めるなど大型投資も実行してき た。

国分副社長は4月1日付で社長に昇格し、朝田社長は代表権のある 会長に就く。