ボーイングの混乱拡大の恐れ-エンジニア労組がスト実施の公算

新型旅客機「787」の運航停止で苦 境に立たされている米ボーイングで、エンジニアの労働組合がストを実 施する可能性が出てきた。787型機の問題を解決し、顧客への納入再開 を目指す同社の混乱がさらに大きくなるかもしれない。

退職手当をめぐるスト実施の是非に関するエンジニアと技術スタッ フ2万3000人の投票は19日夜に終了する。実施が承認されれば、労組は いつでもストを指示できる。

労使対立は機体の問題究明に向けた同社の取り組みにも影響を与え る恐れがある。バッテリー不具合の原因を特定し、解決策を探す作業に は労組メンバーも関わっている。増産にも技術陣の力が必要だ。

防衛・航空宇宙関連製品メーカー、米エスターライン・テクノロジ ーズのブラッド・ローレンス最高経営責任者(CEO)はインタビュー で、「ひどいタイミングだ」と述べた。ブルームバーグのデータによる と、同社の売り上げ全体に占めるボーイング向けの割合は約8.9%。

原題:Boeing Strike Threat Looms After Tumult of Dreamliner Grounding(抜粋)