ルネサス:鶴丸氏が社長に昇格、赤尾氏は取締役に-関係者

経営再建中の半導体企業ルネサスエ レクトロニクスは、月内にも鶴丸哲哉取締役執行役員(58)が社長に昇 格する人事を固めた。赤尾泰社長(58)は取締役に退く。同社関係者が 匿名を条件に、ブルームバーグ・ニュースの取材に答えた。

鶴丸氏は赤尾氏と同じく、同社設立母体の1つの日立製作所出 身。03年に前身企業のルネサステクノロジに移り、現ルネサスが発足し た10年4月に執行役員に就任。昨年6月から取締役を兼務している。

ルネサスは主力製品のシステムLSI(高密度集積回路)不振によ り、前身企業を含めて今期(2013年3月期)で8期連続の純損失を計上 する見通し。昨年12月には、官民ファンドの産業革新機構やトヨタ自動 車など8社から計1500億円の出資を受けると発表している。

8日には今期営業損益予想を210億円の黒字から260億円の赤字に下 方修正。同日の決算説明会で赤尾氏は、業績不振の「責任の取り方は、 しかるべきタイミングで申し上げる」と述べていた。

鶴丸氏の社長昇格は19日付の日本経済新聞朝刊が報道。ルネサスは 社長人事について「当社から発表したものではなく、決定した事実もな い」とのコメントを発表していた。