中国のシェールガス革命は不発か-価格統制が生産増の障害に

主要経済国の中で最もエネルギー消 費拡大ペースが速い中国は、米国でブームを起こしているシェール(頁 岩層)ガスの国内開発で野心的な目標を設定したが、実現は難しいよう だ。

中国は現在、シェールガスの商業生産を行っていないが、2020年ま でに総需要見込みの23%に当たる800億立方メートルを生産する目標を 設定した。ブルームバーグが7人のアナリストを調査した予想平均値で は20年の生産量は180億立方メートルにとどまる見通し。1年前の予想 では230億立方メートルだった。

米ダラスに本拠を置くシェール掘削会社ブライトリング・オイル・ アンド・ガスのクリス・フォークナー最高経営責任者(CEO)は電子 メールで「中国の生産目標は非現実的だ。目標を達成する唯一の方法は 中国政府が探鉱・開発に資金を投入し価格統制を緩和することだ」と述 べた。同社は中国で開発計画を協議中。

中国は中央集権経済の下で燃料価格を統制しているため、掘削業者 の損失リスクが大きくなりシェール開発への投資が阻害されている。前 回の探鉱入札ではガス掘削の実績がない会社が落札し、中国の2大ガス 生産会社である中国石油天然ガス集団、中国石油化工は落札できなかっ た。

中国には世界最大のシェールガス埋蔵が見込まれているが、開発目 標が未達に終わると、外国のガス市場からの輸入が予想を上回る見通し だ。液化天然ガス(LNG)を供給する米エクソンモービル、オースト ラリアのウッドサイド・ペトロリアムや中国にパイプラインでガスを送 っているトルクメニスタンなどの国々が恩恵を受けそうだ。

原題:China’s Shale Gas No Revolution as Price Imperils Output: Energy(抜粋)

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