フィリピン株が世界一の強気相場に-大統領の政策を投資家支持

フィリピン株式市場が世界一の強気 相場になっていることで、バリュエーション(株価評価)が過去最高水 準に達している。海外投資家が同国株の買いを進めているためで、アキ ノ大統領の経済政策を支持していることが示されている。

ブルームバーグがまとめたデータによると、フィリピン総合指数は 年初から13%上昇。2008年10月からの上昇率は285%と、他の新興国・ 先進国の強気相場を少なくとも124ポイント上回っている。また、同指 数は4年前はアジアで2番目に割安な水準だったが、現在は最も割高と なっている。アヤラ・ランドやフィリピン・アイランズ銀行などの構成 銘柄の値上がりで、同指数の株価収益率(PER、予想利益ベース) は19倍となった。

アキノ大統領の公共事業費拡大や汚職対策などの取り組みを受け、 外国人投資家は投機的水準にあるフィリピンの信用格付けよりも、中国 とタイに次ぐアジア3位の成長率に注目している。インベスコは同国株 が割高だとの見方を示しているものの、サムスン・アセット・マネジメ ントやレリガレ・キャピタル・マーケッツは、今年に同国株が少なくと もさらに20%上昇し、信用格付けが投資適格級に引き上げられると予想 している。

フィリピン総合指数は18日、前週末比0.7%高の6565.23。ブルーム バーグが1987年に同指数のデータ収集を開始して以来最大の強気相場と なっている。

原題:Philippines Trounces Global Stocks by 124% in Aquino-Led Rally(抜粋)

--取材協力:Amina Mobley、Max Estayo、Norman P. Aquino.