チャベス大統領が突然の帰国-直ちに入院、近く辞任との観測

ベネズエラのチャベス大統領はキュ ーバでの2カ月間にわたるがん治療を終えて18日未明に帰国し、直ちに 軍の病院へと搬送された。

同大統領はツイッター上で、「祖国ベネズエラに戻ってきた。神に 感謝する。愛する国民よ、ありがとう」とコメントした。

政府当局者によると、大統領は現地時間午前2時半(日本時間同日 午後4時)にカラカスに到着し、治療継続のためすぐに病院へ搬送され た。病院の外では詰めかけた大勢の支持者が帰国を祝った。

しかしチャベス大統領の突然の帰国は、同大統領が間もなく辞任 し、自身の希望する後継者であるマドゥロ副大統領に権限を譲るとの観 測を引き起こした。1年8カ月間で4回目となる手術を受けるため昨 年12月10日にキューバへ渡って以降、大統領の動静はこの日のツイッタ ーのメッセージと先週公開された写真以外明らかになっていなかった。

カラカスにある中央大学の歴史学者マルガリータ・ロペス・マジャ 氏は電話取材に対して、「今回の帰国が大統領職委譲プロセスの始まり となる可能性がある」と指摘。「公開された写真からみると、チャベス 氏が国を治める状態にないことは明らかだ」と述べた。

ロペス・マジャ氏は、チャベス大統領が今後、非公開の式典で就任 宣誓し、マドゥロ副大統領への権限委譲に向けた障害を除く可能性が高 いと指摘する。ベネズエラ憲法の規定によれば、大統領が職務を継続で きない場合、30日以内に選挙が実施される。

18日付の国営紙コレオ・デル・オリノコが1面で報じたところによ れば、1月30日-2月9日に実施された世論調査でマドゥロ氏の支持率 は50%、野党候補のカプリレス氏は36%となっている。

原題:Chavez Return to Venezuela Fuels Speculation He’ll Resign (4)(抜粋)

--取材協力:Andres R. Martinez、Nathan Crooks、Anatoly Kurmanaev、Jose Orozco.