外債購入「ない」と麻生財務相、「首相発言は一般論」と甘利再生相も

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金融緩和の手段として外債購入とい う考え方もあるという安倍晋三首相の国会答弁について麻生太郎財務相 は19日、そうしたことはないと発言、甘利明経済再生担当相も一般論だ ったとの認識を示した。いずれも閣議後会見で語った。

麻生財務相は外債購入をめぐる首相発言について聞かれて「外債購 入する気はない」と述べた。甘利再生相も「選択肢は各国とも幅広くい ろいろ持っているという一般論として言ったと思う」と語り「各国政府 が本来持っている手段を適宜、適切に誤解を与えないように場面、場面 で使っていく」と付け加えた。

この発言を受けて1ドル=93円台後半で推移していたドル円相場は 一時93円57銭まで円高になった。安倍首相の外債をめぐる発言で18日に は円安に拍車がかかっていた。為替介入権限を持つ財務省は、日銀の外 債購入は事実上の介入に当たるとして、もともと難色を示している。

大和証券の亀岡裕次チーフ為替ストラテジストは麻生財務相の発 言を受けて、外債購入が選択肢として「ほぼなくなったと言ってもい い」と指摘した。安倍首相は参院予算委員会で18日、日銀の金融緩和政 策の手段について「国際的に議論になっている外債を買うという考え方 もある」との認識を示した

日銀の金融緩和政策では19日、金融政策決定会合(1月21、22日開 催)で長期国債の買い入れ対象を5年程度まで伸ばす意見が出たことが 分かった。日銀が公表した議事要旨では、資産買い入れ等基金で購入す る長期国債の残存年限について複数の委員が「5年程度まで延長するこ とも考えられる」と述べていた。

ドル円相場は正午時点で1ドル=93円80銭と前日比で16銭の円高。 株価の午前終値はTOPIXが2.92ポイント(0.3%)高の965.61、日 経平均は12円71銭(0.1%)安の1万1395円16銭。

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