米オフィス・デポとオフィスマックスが合併交渉-関係者

米事務用品小売り2位のオフィス・ デポと同業の米オフィスマックスが合併交渉を進めており、週内に合意 の可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。

両社は株式交換による合併の可能性を協議しており、実現すれば米 最大手ステープルズへの追撃態勢が整う。オフィス・デポは物言う株主 であるスターボード・バリューが筆頭株主になった昨年9月以来、業績 改善に向けさまざまな選択肢を探っている。

統合が実現した場合、新会社の売上高は約180億ドル(約1兆6900 億円)となる。ステープルズの昨年の売上高は250億ドル。株主価値引 き上げを求めていたスターボード・バリューにとっても、合併は勝利を 意味する。

スターボードのジェフリー・スミス最高経営責任者(CEO)はオ フィス・デポのニール・オーストリアンCEOに宛てた昨年9月17日付 の書簡で、オフィス・デポの「業績不振」が株価を押し下げていると批 判。店舗の規模を縮小し販売品目も減らすよう提言するとともに、一般 経費の削減と、広告費の大幅引き下げも求めた。

オフィスマックスの広報担当ジュリー・トレオン氏は合併協議を確 認せず、「市場の再編に関するうわさが広がっている」とした上で、 「市場のうわさや臆測に関してコメントしないというのも当社の方針 だ」と電話インタビューで語った。

オフィス・デポの広報担当ブライアン・レビン氏は電子メールで、 コメントを控えると述べた。 両社の合併協議は、米紙ウォールストリ ート・ジャーナル(WSJオンライン版)が先に伝えていた。

毒薬条項

オフィス・デポの株価は、2006年5月にピークの44.46ドルに達し た後、約90%下落していた。15日株価終値は4.59ドルで、時価総額は13 億1000万ドル。オフィスマックスの同終値は10.75ドル、時価総額9 億3250万ドル。

スターボードの要求に対して、オフィス・デポは昨年10月30日に買 収防衛策として「ポイズンピル(毒薬条項)」を採用。単独株主の保有 比率が15%を上回った場合に既存株主に新株を割り当てる権利を付与し た。10月12日時点のスターボードの持ち株は14.8%。

両社の合併は昨年から臆測されていた。ステープルズのロナルド・ サージェント会長兼CEOは昨年の会議で、オフィス・デポとオフィス マックスの統合は「自然」だと指摘。ステープルズがどちらか一方と統 合する場合よりも、米連邦取引委員会(FTC)から承認される可能性 は高いと説明した。

原題:Office Depot, OfficeMax Said to Discuss Merger Under Pressure(抜粋)

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