メルケル首相:ユーロ圏諸国は旧東独の教訓に学ぶ必要

ドイツのメルケル首相は、ユーロ圏 債務危機の後遺症に苦しむ欧州諸国がベルリンの壁崩壊後の旧東ドイツ の経済改革から学ぶことができるとの見解を示した。

初の旧東ドイツ出身の首相であるメルケル氏は18日、独西部の都市 マインツで地域の専門家や商業会議所関係者向けに講演し、競争力を高 めるには改革の実行から逃げることはできないことを東ドイツでの自身 の経験が教えてくれたと述べた。

メルケル首相は「われわれがドイツ連邦共和国の一部になったとき に、経済再編に向けた大規模な改革の実行を余儀なくされ、大変動が生 じたが、これは新しく加わった州の中小企業の堅固な土台を作る上で必 要だった」と指摘。旧東ドイツ地方はその後、欧州連合(EU)の特別 基金や補助金の受給対象となったが、「構造改革を終えた時には競争力 のある会社が出てくるに違いない」と付け加えた。

同首相は欧州最大の経済大国のリーダーとして、債務危機に見舞わ れたユーロ圏諸国に対し先頭に立って労働市場改革とグローバル化社会 での競争力向上に向けた改革の実行を呼び掛けてきた。同首相はフラン スのオランド大統領とともに競争力向上を目指した措置を6月のEU首 脳会議で共同提案する計画。

原題:Merkel Cites East German Lessons for Crisis-Wracked Euro States(抜粋)