2月18日の欧州マーケットサマリー:ECB総裁発言で株安・独債高

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3353   1.3360
ドル/円             93.94    93.50
ユーロ/円          125.44   124.96


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  286.76     -.58      -.2%
英FT100     6,318.19   -10.07     -.2%
独DAX      7,628.73   +35.22     +.5%
仏CAC40    3,667.04    +6.67     +.2%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .18%        -.01
独国債10年物     1.63%       -.02
英国債10年物     2.19%       +.00


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,610.75    -1.50     -.09%
原油 北海ブレント        117.43      -.23     -.20%

◎欧州株:3日続落、ECB総裁が景気回復へのリスクを指摘

18日の欧州株式相場は3営業日続落。カールスバーグなどの企業利 益が予想を下回ったのに加え、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が 域内の景気回復に対するリスクを指摘したことが手掛かり。

デンマークのビール会社、カールスバーグは昨年5月以降で最もき つい下げとなった。スペインの電話会社テレフォニカは同年8月以来の 安値を付けた。外貨ポジションに絡んで4億3800万ユーロの税引き前損 失を計上したことが業績に悪影響を及ぼしたという。一方、 フランス の銀行ナティクシスは2009年8月以降で最大の値上がり。株主に20億ユ ーロ相当の特別配当を実施する計画を発表した。

ストックス欧州600指数は前週末比0.2%安の286.76で終了。年初来 では2.5%上げている。18日の米金融市場はプレジデンツデーの祝日の ため休場だった。

クッツ(チューリヒ)で最高投資責任者(CIO、欧州担当)を務 めるノーマン・ビラミン氏は、「地域経済の弱さを思えば、業績が予想 を下回ったのはそれほど驚きではない。今年は安定に向かうだろう」と 語る。「世界的に株式市場へのセンチメントはいまだにかなり強気だ。 今最大の懸念はこれだ。誰もがトレードの同じ側にいる。ユーロがポン ドや円に対して強いのは、ユーロ圏の成長にとって向かい風だ」と続け た。

ドラギ総裁は今年の早い時期におけるユーロ圏経済の弱さを示した 上で、その後は「極めて緩やかな回復」が続くとの見通しを示した。同 総裁はただ、景気見通しへのリスクは依然として下向きのままだと指摘 した。

18日の西欧市場では18カ国中14カ国で主要株価指数が下落した。

原題:European Stocks Fall for a Third Day; Carlsberg Misses Forecasts(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債堅調、ECB総裁が景気の弱さ指摘-伊国債は下落

18日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇し、10年債利回りは 3週間ぶりの低水準に近づいた。ユーロ圏のデータが今年初めの景気 の弱さを示したと、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が指摘した ことが手掛かり。

イタリア国債は下落。今月下旬の総選挙で過半数政権が誕生しない との観測が広がり、改革への取り組みが後退するとの懸念が強まった。 週内に最大40億ユーロ相当の証券を発行するスペインの国債も軟調。一 方、ドイツ国債は他のユーロ圏諸国の国債を上回るパフォーマンスとな った。ドイツ国債は先週、昨年10-12月(第4四半期)域内総生産 (GDP)の縮小を受けて、上昇基調にあった。

ヘッセン・テューリンゲン州立銀行(ヘラバ)の調査アナリスト、 ラルフ・ウムラウフ氏(フランクフルト在勤)は、「ドラギ総裁発言は 最近の発言と同じくハト派的な内容だった」とし、「市場では利下げへ の期待が再び織り込まれつつあり、ドイツ債相場はやや上げた。利下げ はないと当社はみている」と語った。

ロンドン時間午後4時46分現在、ドイツ10年債利回りは前営業日比 2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.63%。8日に は1.58%と、1月25日以来の低水準を付けていた。同国債(表面利 率1.5%、2023年2月償還)価格はこの日、0.215上げ98.82。

ドラギ総裁はこの日、ブリュッセルの欧州議会で、ユーロ圏はソブ リン債危機への取り組みで「大きな進展」を遂げたものの、域内全体の 状況は脆弱(ぜいじゃく)なままだと述べた。

イタリア10年債利回りは3bp上昇の4.41%。一時は8bp上昇 し、6日以降で最大の上げとなった。同年限のスペイン国債利回りは4 bp上げて5.24%。

英国債相場は前週末からほぼ変わらず。10年債利回りは2.20%。14 日には2.27%と、昨年4月2日以来の高水準に達した。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日、96.185.

原題:Bunds Gain as Draghi Says Economy Weak; Spanish Bonds Decline(抜粋) Pound Falls to Seven-Month Low as Weale Says Drop May Be Helpful (抜粋)