欧州債:ドイツ債堅調、ECB総裁が景気の弱さを指摘

18日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇し、10年債利回りは3週間ぶりの低水準に近づいた。ユーロ圏のデ ータが今年初めの景気の弱さを示したと、欧州中央銀行(ECB)のド ラギ総裁が指摘したことが手掛かり。

イタリア国債は下落。今月下旬の総選挙で過半数政権が誕生しない との観測が広がり、改革への取り組みが後退するとの懸念が強まった。 週内に最大40億ユーロ相当の証券を発行するスペインの国債も軟調。一 方、ドイツ国債は他のユーロ圏諸国の国債を上回るパフォーマンスとな った。ドイツ国債は先週、昨年10-12月(第4四半期)域内総生産 (GDP)の縮小を受けて、上昇基調にあった。

ヘッセン・テューリンゲン州立銀行(ヘラバ)の調査アナリスト、 ラルフ・ウムラウフ氏(フランクフルト在勤)は、「ドラギ総裁発言は 最近の発言と同じくハト派的な内容だった」とし、「市場では利下げへ の期待が再び織り込まれつつあり、ドイツ債相場はやや上げた。利下げ はないと当社はみている」と語った。

ロンドン時間午後4時46分現在、ドイツ10年債利回りは前営業日比 2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.63%。8日に は1.58%と、1月25日以来の低水準を付けていた。同国債(表面利 率1.5%、2023年2月償還)価格はこの日、0.215上げ98.82。

ドラギ総裁はこの日、ブリュッセルの欧州議会で、ユーロ圏はソブ リン債危機への取り組みで「大きな進展」を遂げたものの、域内全体の 状況は脆弱(ぜいじゃく)なままだと述べた。

イタリア10年債利回りは3bp上昇の4.41%。一時は8bp上昇 し、6日以降で最大の上げとなった。同年限のスペイン国債利回りは4 bp上げて5.24%。

英国債相場は前週末からほぼ変わらず。10年債利回りは2.20%。14 日には2.27%と、昨年4月2日以来の高水準に達した。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日、96.185.

原題:Bunds Gain as Draghi Says Economy Weak; Spanish Bonds Decline(抜粋) Pound Falls to Seven-Month Low as Weale Says Drop May Be Helpful (抜粋)

--取材協力:David Goodman.

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