ロンドン外為:円が下落、G20が日本批判せず-ユーロ弱含む

ロンドン時間18日夕方の外国為替市 場で円は下落。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が円安 に関連して日本を名指しで批判しなかったことを受けて、円売りが続い ている。

円は対ドルで2010年5月以来の安値に接近した。モルガン・スタン レーはリポートで、G20がモスクワで出した共同声明の内容は先週の主 要7カ国(G7)声明よりも弱く、この内容は主要通貨間での最近の動 きが再開することを意味すると指摘した。ポンドは一時、対ドルで7か 月ぶり安値となった。イングランド銀行(英中央銀行委)金融政策委員 会(MPC)のウィール委員は、ポンドの下落が輸出押し上げに貢献す るとの見方を示した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は今年のユ ーロ圏経済について、早い時期の弱さがデータに示されていると発言。 ユーロは弱含んだ。

クレディ・アグリコルのシニア為替ストラテジスト、アダム・マイ ヤーズ氏(ロンドン在勤)は「円売り圧力が再燃している。G20共同声 明への反応だ」と指摘。「多数の国が自国通貨を操作している現状で、 G20が日本を批判することはできないという現実に誰もが気づいた」と 述べた。

ロンドン時間午後4時29分現在、円は対ドルで前週末比0.5%下げ て1ドル=93円95銭。11日には2010年5月以来の安値となる94円46銭ま で下げていた。円は対ユーロで0.4%下げて1ユーロ=125円41 銭。0.7%安となった15日の流れを引き継いだ。ユーロは対ドルで0.1% 安の1ユーロ=1.3350ドル。

ポンドは対ドルで一時、1ポンド=1.5438ドルと昨年7月13日以来 の安値を付けた。

原題:Yen Weakens After G-20 Avoids Criticizing Japan; Pound Declines(抜粋)