今日の国内市況(2月18日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は大幅反発、G20で日本批判回避-全33業種買われる

東京株式相場は大幅反発。20カ国・地域(G20)会合で日本の政策 に対する具体的な批判がなく、為替相場のトレンド転換に対する過度の 懸念が後退した。銀行など金融株や不動産株、円安推移を受けゴム製品 など輸出関連株まで幅広く買われ、東証1部33業種は全て高い。

TOPIXの終値は前週末比20.28ポイント(2.2%)高の962.69、 日経平均株価は同234円4銭(2.1%)高の1万1407円87銭。東証1部の 上昇銘柄数は1542と1月4日(1553)以来の多さで、下落は121にとど まった。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの中尾剛也シニアイン ベストメントマネジャーは、「今の水準はファンダメンタルズと照らし 割高感はない」と指摘。今後は「企業業績やグローバル経済などファン ダメンタルズをにらみながら、徐々に水準を切り上げる」と予想した。

●債先は小幅続伸、超長期債買い-円安・株高重しも一段円安に懐疑的

債券市場で先物相場は小幅続伸。一段の円安進行に懐疑的な見方が 強く、午後に入って、超長期債などを中心に買いが優勢となる中、午前 は安く推移していた先物がプラス圏に値を戻した。

大和住銀投信投資顧問の伊藤一弥債券運用部長は、相場について、 「G20会議を無難に通過し、株価・為替はリスクオン(選好)の動きと なっているものの、どんどん円安に行っても良いというわけではない。 これ以上の円安は見込みづらくなっており、これまで円安で売りが出て いた超長期債に見直し買いが入っている」と指摘した。

東京先物市場で中心限月の3月物は小幅続伸。午前は、20カ国・地 域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を通過し、円安・株高基調が継続 していることが重しとなり、前週末比5銭安の144円18銭で始まった。 一時は14銭安の144円09銭まで下落したものの、午後に入ってから超長 期債に買いが入ったことなどが相場の支えとなり、144円30銭まで上昇 した。結局、4銭高の144円27銭で引けた。

●円全面安、G20通過で売り安心感-対ドルで一時12日以来の94円台

東京外国為替市場では円が全面安。週末の20カ国・地域(G20)財 務相・中央銀行総裁会議で、円安誘導と日本が名指しで批判されなかっ たことから、円売りに安心感が広がった。

円は対ドルで一時、1ドル=94円22銭と12日以来の安値へ下落。安 倍晋三首相が外債購入に言及したことも円売りを促した。ただ、その後 は円が下げ渋り、午後4時5分現在は93円90銭前後となっている。

三菱東京UFJ銀行市場企画部グローバルマーケットリサーチの内 田稔チーフアナリストは、ドル・円について「上を試しにいくような感 じにはなっているが、一方で上の重さも気になる」と指摘。「特に今回 は安倍首相の外債購入も選択肢という発言が報じられても、このぐらい なので、もっと強力な材料がないとどんどん上がっていくのは難しい」

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