インド中銀総裁:金融緩和の余地は限定的、インフレリスクで

インド準備銀行(中央銀行)のスバ ラオ総裁は、景気てこ入れのための利下げ余地はインフレリスクによっ て限られているとの見方を示した。同国の経済成長率は10年ぶり低水準 に落ち込むと予想されている。

20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するためモ スクワを訪れたスバラオ総裁は16日の会見で、「金融緩和の余地はある が限定的だ。この限られた余地をどう活用するか慎重に判断する必要が ある」と先月示した見解を繰り返した。

国内インフレ率の低下を受け、インド準備銀は先月、政府の景気浮 揚に向けた取り組みを支援するため、アジア主要国の中銀としては今年 に入って初めての利下げを実施した。28日に予算を発表するチダムバラ ム財務相は、物価上昇圧力が再び強まるのを回避するために歳出を抑制 する方針を示している。

スバラオ総裁は、経済成長の改善は「緩やかなものとなり、その度 合いは多くの要因に左右されるものの、おおむね最悪期を脱したもよう だ」と述べた。同総裁は今年度(2012年4月-13年3月)の経済成長率 が5.5%と、インド中央統計機構の見通し(5%)を上回る伸びになる と予想した。

原題:India’s Room for Monetary Easing Is Limited, RBI’s Subbarao Says(抜粋)

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