米上場の中国株:2週連続の下落-不動産市場の規制強化観測で

米株式市場で、中国企業株は週間ベ ースで昨年11月以来となる2週連続の下落となった。中国当局が景気の 下支えから資産価格の抑制に焦点を移しているとの観測が響いた。

米上場の中国株の主要55銘柄で構成するブルームバーグ中国・米 国55指数は先週、0.4%下落し96.35。8日終了週は4.2%下げていた。 半導体メーカーのスプレッドトラム・コミュニケーションズ(展訊通 信)は先週4.2%安と、ここ2カ月で最大の下げ。一方、代替エネルギ ー需要が拡大するとの期待から太陽光関連株はLDKソーラーの21%高 を中心に上昇した。中国本土市場は春節の休暇が明け、18日から1週間 ぶりに取引が再開される。

6日付の中国紙、上海証券報は、3月5日に開幕する中国全国人民 代表大会(全人代、国会に相当)の前に、不動産市場の成長を抑えるた めの新たな措置が発表される可能性を伝えた。中国政府が経済成長の後 押しに向けた金融緩和を手控える中で、同国の新築住宅価格は1月に2 年ぶりの大幅な伸びとなった。

バンク・アム・ベルビュー(チューリヒ)で中国株を含む新興市場 資産5000万ドル相当の運用を手掛けるエレナ・オグラム氏は15日の電話 取材で、「中国政府は住宅市場の過熱を望んでおらず、意外に早く措置 を講じる懸念が若干ある」と指摘。「住宅価格は最も敏感な指標の一つ だ」と述べた。

原題:Spreadtrum Leads ADR Drop Amid Housing Concerns: China Overnight(抜粋)

--取材協力:Kana Nishizawa.

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