シンガポール、米ドル建てSIBOR取りやめも

シンガポール通貨庁(MAS、中央 銀行に相当)とシンガポール銀行協会は、米ドル建てシンガポール銀行 間取引金利(SIBOR)の取りやめを検討している。事情に詳しい関 係者が明らかにした。銀行間金利の操作をめぐっては世界的に監督当局 が銀行への調査を進めている。

シンガポール外国為替市場委員会の委員は1月22日にMASによる 指標金利見直しについて議論した際、この提案を取り上げた。関係者が 議論の内容は非公開だとして匿名を条件に述べた。銀行協会は代わりに 米ドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を活用する可能性が あるという。

英国や米国、日本、香港で銀行間金利の操作をめぐる調査が行われ る中、銀行側はSIBORの設定手順を見直している。バークレイズと UBS、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ (RBS)は英国のLIBOR操作に関与したとして総額26億ドル (約2400億円)の制裁金処分を受け、この不祥事は今、ICAPなどの 銀行間ディーラーをも巻き込もうとしている。

関係者によれば、MASはSIBORとその設定手順の変更を6月 末までに発表する見込み。MASの報道担当者は15日、内部業務につい てはコメントしないと話した。銀行協会のディレクター、オンアン・ア イ・ブーン氏は、引き続きSIBOR設定手順の見直しを検討している と述べ、それ以上のコメントは避けた。

原題:Dollar Sibor May Be Discontinued Amid Global Rate-Rigging Probe(抜粋)

--取材協力:Andrea Tan.