大手10行の商品部門収入、昨年24%減-ボラティリティ低下

世界の大手銀行10行の商品部門の収 入が昨年、前年比で24%減少したことが、調査会社コーリションの調べ で明らかになった。減少は少なくとも2008年以降で初めて。

コーリションが15日発表したリポートによると、12年の商品部門の 収入の合計は60億ドル(約5600億円)と、11年の80億ドルから減少。投 資銀行部門の収入は10%増の1590億ドルとなり、3年ぶりに増加した。

商品で構成するS&P・GSCIスポット指数の昨年の上昇率 は0.3%と、年間の変動率としては1985年以降で最小となり、パフォー マンスは過去4年で最低だった。ヒストリカルボラティリティ(100日 ベース)は、ブルームバーグのデータ集計が始まった02年以降で最低。

コーリションは「ボラティリティの低下と顧客の活動の減少により 収入が24%減った」と指摘。「規制強化や資本に関連する懸念もパフォ ーマンス低下につながり、銀行は商品戦略の見直しを進めている」と述 べた。

原題:Commodities Revenue of 10 Top Banks Slumped 24% Last Year (1)(抜粋)