今週の米経済指標:住宅市場の勢い一服、着工件数は減少か

今週発表の米経済指標では、住宅着 工件数と中古住宅販売件数がともに減少したことが示されそうだ。住宅 市場の勢いが一服していることが示されるとエコノミストはみている。

ブルームバーグがエコノミスト73人を対象にまとめた予想中央値に よると、米商務省が20日発表する1月の住宅着工件数は年率換算で92万 戸と、2008年6月以来の高水準を記録した12月の同95万4000戸を下回る と見込まれている。この他の指標では、中古住宅販売件数も減少が見込 まれる。また、消費者物価指数(CPI)は上昇したものの、低い伸び にとどまったと予想されている。

マリア・フィオリニ・ラミレス(ニューヨーク)の米国担当チーフ エコノミスト、ジョシュ・シャピロ氏は「昨年末にかけて力強さが強調 された住宅関連指標は、1月にやや軟化したと見込まれる」と指摘。 「住宅市場の今年の回復ペースは穏やかなものとなるだろう」と述べ た。

住宅着工の先行指標となる許可件数は、1月に前月比1.2%増の年 率92万戸(予想中央値)と、08年7月以来の高水準となったもよう。

住宅取引が活発になるシーズンが始まる中で、不動産市場における 心理は改善しつつある。全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェル ズ・ファーゴが19日に発表する2月の米住宅市場指数は48と、06年以来 の高水準に上昇すると予想されている。1月は47だった。

住宅の在庫水準が低いため、1月は中古住宅販売件数が減少したと みられる。ブルームバーグの調査によれば、全米不動産業者協会 (NAR)が21日発表する1月の中古住宅販売件数は年率490万戸と、 前月の494万戸を下回る見込み。ただ、昨年通年の465万戸を上回るペー スは維持する見通し。

同日に労働省が発表する1月のCPIは前月比0.1%上昇と、3カ 月ぶりにプラスに転じたもよう。食品とエネルギーを除いたコア指数は 1月に前年同月比1.8%上昇(予想中央値)と、11年7月以来の低い伸 びにとどまったと見込まれる。

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原題:Housing Probably Cooled at Start of 2013: U.S. Economy Preview(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.