中国:習総書記の綱紀粛正、春節の小売売上高の伸びを抑制

中国では春節(旧正月)の連休中の 小売売上高が4年ぶりの低い伸びにとどまった。当局者や国有企業に対 する浪費抑制キャンペーンによって食品や飲料への支出が抑えられた。

商務省が調査した小売店・飲食店の売上高は9-15日に5390億元 (約8兆1000億円)となり、前年の春節に比べ14.7%増えた。過去に発 表された統計によると、伸び率は前年の16.2%を下回り、13.8%となっ た2009年以来の低水準。

米国のクリスマス商戦のピーク時に相当する中国の春節期間中に は、消費者が食品や宝飾品、贈り物に相当な出費をし、政府当局者は飲 食の接待を受ける。今回は、中国共産党の習近平総書記が始めた綱紀粛 正キャンペーンが売上高を押し下げたもようだ。所得増で海外旅行に出 かける人も増えた。

調査会社フロスト&サリバンのアナリスト、レオン・ツァオ氏(上 海在勤)は電話取材で「飲食業界で見られた売り上げの伸び鈍化は、政 府の汚職取り締まりや浪費一掃のキャンペーンが一因だ」と指摘。「4 -6月(第2四半期)と7-9月(第3四半期)には景気改善に伴い全 体的な小売売上高と消費は再び増えると予想する」と述べた。

原題:Xi’s Frugality Drive Damps China’s New Year Retail Sales Growth(抜粋)

--取材協力:Alexandra Ho.

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