【FRB要人発言録】緩和的な金融政策を今後も実施-議長

12日から17日までの米連邦準備制度 理事会(FRB)要人の主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名 をクリックしてください)。

<2月15日> バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長(G20財務相・中央銀 行総裁会合で):最大限の雇用確保と物価安定という責務を果たすべ く、緩和的な金融政策を今後も実施する。

ピアナルト・クリーブランド連銀総裁(フロリダ州フォートマイヤーズ で講演):時間とともに、当局による資産購入の効果は弱まる可能性が ある。現在の金利が低水準にあることを考慮すれば、この先の資産購入 は過去に見られたほど金融状況を大きく緩和しない可能性がある。同時 に、現実に金融状況が緩和しても、過去に見られたように経済を浮揚さ せない可能性もある。

<2月14日> ブラード・セントルイス連銀総裁(ミシシッピ州で講演):資産購入を 毎月850億ドル(約7兆9000億円)に増やす決定で金緩和の規模が拡大 しており、バランスシートの増大で刺激措置の縮小は複雑化する恐れが ある。

<2月13日> ブラード・セントルイス連銀総裁(アーカンソー州で講演):米国の財 政政策や住宅市場、世界経済に一層の安定の兆候が見られ、今年の成長 加速を後押しする可能性が高い。過去数年と比べマクロ経済面での不確 実性が低下する年となりそうだ。

<2月12日> ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(ネブラスカ大学オマハ校で講 演):金融当局による現行の証券売却計画は市場の機能に混乱を生じさ せる恐れがあるほか、望ましくない住宅ローン金利の上昇を招く可能性 がある。現在の景気回復を支えるために金利を低位に維持することには 同意するが、ゼロ%近辺に金利を据え置くことはそれ自体が招く結果を 内包していることも分かっている。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(ペンシルベニア州で講演):07年8 月のFRBの流動性供給が送ったシグナルは、ベアー・スターンズやリ ーマン・ブラザーズなど経営難に陥った金融機関が自ら直面する問題に ついてより安全な対策を取ろうとする意欲を削いだと私には思える。こ うした対策は増資や資産売却、短期資金調達への依存度低下といったも のだ。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(スペインのマドリードで講演): 成長見通しは、成長への短期的な障害を取り除けるかどうかにかかって いる。中でも重要なのは、差し迫った財政問題およびそれら問題が生み 出す不確実性への有効な解決策を見い出すことだ

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(スタンフォード大学で講 演):フォワードガイダンスは長期のインフレ期待を制御不能にするリ スクをもたらす可能性がある。FRBは政策決定の基にしている経済の 主要な変数を明確にし、こうした変数の変化をめぐる政策変更の論拠を 構築すべきだ。

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