G20は為替目標にしないと表明へ、声明強める-日本名指しせず

20カ国・地域(G20)財務相・中央 銀行総裁会議は為替レートに関してより強い姿勢を示し、日本を名指し することは避けながら、世界的な通貨戦争の観測を抑制しようとしてい る。

16日に発表される声明の草案に詳しい当局者によると、G20各国は モスクワでの徹夜の協議の結果、「競争目的のために為替レートを目標 にしない」ことで合意した。声明草案が非公表であることを理由に匿名 で語った。

G20声明草案は従来より文言が強くなっており、主要7カ国(G 7)が今週公表した声明により近い内容だ。

フレアティ加財務相は同日記者団に対し、「参加国すべてが通貨に 関するいかなる紛争も回避したがっていることが昨夜非常に明確になっ た」と語った。オズボーン英財務相は、各国が通貨を「経済的な戦争の 道具として」使用する過去の過ちを回避する必要があると指摘した。

政策当局者は各国が輸出を通じた成長促進のため、為替相場を弱く しようと一段と努力しているとの懸念を緩和しようとしている。

安倍晋三首相がデフレ脱却を目的に一段の金融緩和を求める中で、 円相場は今年対ドルで7%下落しており、日本には最も強い疑いが掛け られている。日本の当局者はモスクワで、円相場の押し下げを否定し、 世界はより健全な日本の恩恵を受けるだろうと主張した。

匿名の当局者によれば、G20声明には今月12日のG7声明の「為替 レートを目標としない」との文言が盛り込まれる。また、昨年11月の G20財務相・中央銀行総裁会議で表明された各国は市場が決定する為替 レートに「一層迅速に移行」し、「競争的な通貨切り下げを回避する」 ことが確認される。

原題:G-20 to Disavow Targeting Exchange Rates in Strengthened Stance(抜粋)

--取材協力:藤岡 徹、Simon Kennedy、Rainer Buergin、Jeff Black、Ilya Arkhipov、Scott Rose、Theophilos Argitis、Paul Abelsky、Olga Tanas、Stepan Kravchenko、Ian Katz、John Tucker、Sandrine Rastello、Yumi Teso、David Yong.