武田薬品工業は糖尿病治療薬「アク トス」に関連し、がん発症の可能性と処方について医師に問うアンケー ト調査を2003年に行っていたことが、裁判所への提出文書で分かった。 アンケートはラベルにがんについての警告が表示された医薬品を処方す るかどうかを問う内容だったという。

アクトスをめぐり3000件を超える訴訟に直面している武田は裁判所 への提出文書で、同薬がぼうこうがんを引き起こすことはないと主張し ている。アクトスを服用していた患者の代理人らが、今回提出した文書 によると、同社は03年、医師12人に対し内密にアンケート調査を実施 し、命にかかわる病気の発症リスクについて警告が書かれた糖尿病薬を 患者に処方するかどうか尋ねていた。

アクトスを服用していたジャック・クーパー氏の代理人は1月25日 付の文書で、アンケート調査の結果「ぼうこうがんの警告を表記した場 合、武田の最も重要な薬の売り上げに壊滅的な影響が及ぶ」ことが分か ったと記した。

武田の米部門の広報担当、ケネス・D・グライスマン氏は「武田は 規制当局や医師、外部の医療専門家と緊密に協力し、医療機関が十分な 情報を得て、最大の理解に基づく治療決定ができるよう努力している」 とのコメントを電子メールで発表した。

原題:Takeda Worried About Actos’s Cancer Link, Court Filing Shows (1)(抜粋)

--取材協力:Kanoko Matsuyama、Yoshiaki Nohara.

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