欧州債(15日):スペインとイタリア債、上昇-ドイツ債下落

15日の欧州債市場ではスペインとイ タリアの国債が上昇し、週間でもプラスとなった。今月下旬のイタリア 総選挙やスペインのラホイ首相の汚職疑惑にもかかわらず、両国の国債 に対する需要は根強いとの楽観が高まった。

スペイン10年債利回りは週間ベースで、1月4日終了週以降で最も 低下した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は12日、同国が改革の 取り組みで「大きな進展」を遂げたと発言。ラホイ首相も「数週間以 内」に公表のデータが「かつてない財政健全化の進展」を示すと語っ た。安全資産を求める動きは後退し、ドイツ国債は今週下げた。

RIAキャピタル・マーケッツ(エディンバラ)のストラテジス ト、トーマン・ラーマン氏は「鍵となったのは、スペインが緊縮実行で いかに進展したかを高く評価したドラギ総裁の発言だった」と指摘。 「イタリアで選挙に関する追加ニュースがなかったことも国債には朗報 だった。平穏な期間だったので、相場もそれほど変動しなかった」と付 け加えた。

ロンドン時間午後4時47分現在、スペイン10年債は前日比1ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下し5.19%。前週末比では18b p下げた。同国債(表面利率5.4%、2023年1月償還)価格はこの 日、0.055上げ101.61となった。

同年限のイタリア国債の利回りは3bp低下の4.38%。8日以降 は18bp下げた。

ドイツ10年債利回りは前日比1bp上昇し1.65%。週間では4bp 上げた。

英国債相場は前日からほぼ変わらず。10年債利回りは2.19%。一時 は6bp下げ2.13%となった。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償 還)価格は96.21。

原題:Spanish, Italian Bonds Poised for Weekly Gains as Bunds Decline (抜粋) Pound Has Steepest Weekly Drop Since June as Retail Sales Slide (抜粋)

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