クリーブランド連銀総裁:量的緩和、効果薄れる可能性も

米クリーブランド連銀のピアナルト 総裁は、月額850億ドルの債券購入による効果は薄れる可能性があると の認識を示した。

ピアナルト総裁は15日、フロリダ州フォートマイヤーズでの講演で 「時間とともに、当局による資産購入の効果は弱まる可能性がある」と 発言。

同総裁は「現在の金利が低水準にあることを考慮すれば、この先の 資産購入は過去に見られたほど金融状況を大きく緩和しない可能性があ る」とし、「同時に、現実に金融状況が緩和しても、過去に見られたよ うに経済を浮揚させない可能性もある」と述べた。

さらに、「当局の政策は効果が弱まりつつある可能性があることに 加え、一定のリスクを伴う公算もある」と指摘。

その上で、金融機関は長期債務を過度に抱えることで、過剰な信用 リスクあるいは金利リスクを負っている可能性があるとの見方を示し た。また、当局による債券購入のペースが金融市場を混乱させるリスク のほか、刺激措置の解除失敗で過度のインフレを招く恐れも挙げた。

総裁は「一部のこうしたリスクを軽減するためには、現在の資産購 入ペースを一部市場参加者の予想通り年末まで維持する場合と比べ、バ ランスシートの規模を小さくするよう目指せばよい」とし、「私が想定 するように経済見通しが継続して改善するならば、このような行動は一 層有効となるだろう」と話した。

原題:Pianalto Says Benefits of Fed Securities Purchases May Wane (1)(抜粋)