今日の国内市況(2月15日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株下落、円高とG20警戒し輸出、金融中心売り-日銀人事思惑も

東京株式相場は下落。為替の円高進行や20カ国・地域(G20)財務 相・中央銀行総裁会議の内容への警戒から、リスク回避の売りが優勢と なった。自動車など輸出関連、非鉄金属など素材関連、銀行など金融株 を中心に幅広い業種が安い。

TOPIXの終値は前日比12.47ポイント(1.3%)安の942.41、日 経平均株価は133円45銭(1.2%)安の1万1173円83銭。日本銀行の次期 総裁人事をめぐる一部報道に反応し、円高基調が強まった午後に両指数 とも下げ幅を広げる場面が見られた。TOPIXの週間の連続上昇記録 は、13週で途切れた。

りそな銀行の戸田浩司チーフ・ファンド・マネジャーは、目先の好 材料を織り込む形で「買い尽くされた感がある」と指摘。きょう、あす の日程で開かれるG20会議のほか、日銀総裁人事をめぐる「不透明感が 売りの口実にされた」と見ていた。週末要因のポジション調整も影響 し、「ノイズが大きく、ファンダメンタルズを重視する投資家にはやり にくい相場だ」としている。

●債券上昇、日銀総裁に武藤氏有力との見方-米債高、円高・株安も

債券相場は上昇。前日の米国債高や円相場の反発、国内株安を背景 に買いが優勢だった。日本銀行の次期総裁に国債管理政策にも長けてい る武藤敏郎前副総裁(元財務事務次官)が有力との観測が浮上したこと も買いに拍車が掛かった。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比16銭高の144円20銭で始 まり、直後に144円19銭まで伸び悩んだが、午前10時すぎに144円32銭に 上昇。午後に入ると上げ幅を拡大し、1時半前後には144円37銭を付け た。その後は株価の下げ渋りを背景に上げ幅を縮め、結局は19銭高 の144円23銭で引けた。

三井住友アセットマネジメントの債券運用グループの永見哲シニア ファンドマネジャーは、債券相場では「米債利回りの低下や次期総裁に 武藤氏が有力との観測が支援材料となっている」と指摘。円安・株高の 大きな流れは転換していないが、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀 行総裁会議を前に、円安も一服していると説明した。

●円が一段高、G20警戒や日銀人事めぐる観測で-対ドル一時92円前半

東京外国為替市場では、円が一段高の展開。対ドルでは一時1週間 ぶりの高値を付けた。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議 を間近に控えて、各国の当局者から通貨安競争に対する懸念が示される との警戒感を背景に円買い圧力がかかった。

ドル・円相場は朝方に1ドル=93円12銭を付けた後、円がじり高と なり、午前は92円台後半を中心に推移。午後には、日本銀行の次期総裁 人事をめぐって、元財務事務次官の武藤敏郎氏起用の可能性が一部で報 じられると、今月8日以来の円高水準となる92円25銭まで円が急伸し た。午後3時37分現在は92円65銭付近で取引されている。

IG証券のマーケットアナリスト、石川順一氏は、G20前で通貨安 戦争をめぐって各国から円安への批判が強まっているとし、「警戒感か らこれから円売りを仕掛けにくい」と指摘。また、日本株安でリスク回