埋め込み型の人工網膜、米FDAが承認-明暗の識別が可能に

米国で、埋め込み型の人工網膜が初 めて当局の承認を得た。これにより、病気で視力を失った人は、歩道を 歩いたり、日光を感知したりすることなどが可能になるかもしれない。

米食品医薬品局(FDA)の14日の発表によると、資産家アルフレ ッド・マン氏が会長を務める米セカンドサイト・メディカル・プロダク ツは、FDAから人工網膜システム「アーガス2」の承認を取得した。 同システムは、光を感知する視細胞が機能しなくなり、徐々に視力が失 われて失明に至ることもある「網膜色素変性症」の成人を対象とする。

同システムの価格は10万ドル(約924万円)超。視力は回復しない が、明暗の識別が可能になる。ビデオカメラや、眼鏡に装着した送信 機、映像情報を人工網膜に送信する電子データに変える映像処理装置で 構成される。

30人を対象にした臨床試験では、患者は大きな文字や単語を判別 し、歩道を転ばずに歩くことなどができた。一方、19人は副作用を経験 しなかったが、網膜剥離や手術の傷跡が開くなどの副作用を経験した人 もいた。

原題:Bionic Eye Implant Approved to Help Sight Lost to Disease (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE