AMRとUSエア合併で運賃上昇圧力高まる-座席数3.9%減か

アメリカン航空の親会社AMRと USエアウェイズの合併により、米航空各社が運賃を引き上げやすくな るのは確実だ。統合新会社はいずれ運航便数の削減に踏み切る。

ブルームバーグがまとめたアナリスト6人の予想平均によると、重 複または採算を下回る路線が削減されることで、1マイル当たりの座席 数に基づく旅客輸送能力は数年以内に3.9%減少する見通し。

アメリカン航空とUSエアウェイズはハブ空港を全て存続させ、新 たな都市にサービスを拡大する意向を示したが、近年の航空業界再編は 新統合会社が今後数年で便数を減らすことを示唆している。ユナイテッ ド・コンチネンタル・ホールディングスやデルタ航空が1-3月(第1 四半期)に実施しているように座席供給数を減らせば、価格決定力の維 持につながる。

ダールマン・ローズのアナリスト、ヘレナ・ベッカー氏(ニューヨ ーク在勤)は合併発表前のインタビューで、「間違いなく供給数は減る だろう。これこそが統合目的だ。価格決定者が減り、過剰供給の一部が 取り除かれる」と語った。

AMRとUSエアウェイズの合併で、米航空業界で外国路線を持つ 総合航空会社はユナイテッド・コンチネンタルとデルタ航空を加えた3 社のみとなる。2008年は6社あった。

ブルームバーグが集計したデータによると、12年の米国内線運賃は 平均356ドル(約3万3000円)。ユナイテッドの親会社UALがコンチ ネンタルと統合し、サウスウェスト航空がエアトラン・ホールディング ス買収で合意した10年に比べ11%上昇した。

原題:Airline Pricing Buoyed as AMR Merger May Pare Seats 3.9% (3)(抜粋)

--取材協力:Sara Forden.

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