M&A急増、デルやハインツなど大型案件相次ぐ-楽観論強まる

企業の合併・買収(M&A)は今月 に入り、米デルやハインツなど有名企業が絡む大型案件の発表で急増し ている。100億ドル(約9300億円)の買値もいとわない買い手が増える との楽観的見方が強まっている。

ブルームバーグのデータによると、14日にはバークシャー・ハサウ ェイと3Gキャピタルによる230億ドルでのハインツ買収を筆頭に、計 約400億ドルのM&Aが発表された。M&Aは昨年低迷したが、今年こ れまでの総額は前年同期比27%増と、買い手が再び積極的になっている ことを示唆している。

株価は5年ぶりの高値に上昇しているものの、過去最高の企業収益 や低い借り入れコストが買い手を引き寄せている。ブルームバーグのデ ータによると、今月発表されたM&Aは1400億ドル強に達した。この2 週間だけで100億ドルを超える案件が少なくとも4件あった。それには ハインツやデルのほか、米リバティ・グローバルによる英ヴァージン・ メディア買収(160億ドル)が含まれる。

ブルームバーグのデータによると、昨年のM&Aは約8%減の2 兆2100億ドルだった。ただ、10-12月(第4四半期)だけはソフトバン クによるスプリント・ネクステル買収合意などで好調で2008年以来の額 を記録した。

グリーンウッド・キャピタルのウォルター・トッド最高投資責任者 (CIO)は、11月の米大統領選が終了したことや中国の経済成長見通 しの改善、欧州の金融混乱収拾が、比較的大型の買収合意成立の下地に なったとみている。

同氏は「こうした案件を手掛ける人たちは先行きへの自信を強めて いる。今のところ急激なペースだが、年末時点でなおM&Aで素晴らし い年となっていても驚かないだろう」と述べた。

原題:M&A Surges as Confidence Spurs Deals in Computers to Condiments(抜粋)

--取材協力:Michael P. Regan、Sarika Gangar、Zachary R. Mider.