セントルイス連銀総裁:バランスシート拡大で出口戦略は複雑に

米セントルイス連銀のブラード総裁 は、資産購入を毎月850億ドル(約7兆9000億円)に増やす決定で金融 緩和の規模が拡大しており、バランスシートの増大で刺激措置の縮小は 複雑化する恐れがあると述べた。

ブラード総裁は14日、ミシシッピ州スタークビルで講演。事前に配 布された原稿によると、同総裁は「米金融政策の現在のスタンスは2012 年と比べても著しく緩和的だ」と述べ、バランスシートの規模は米金融 当局が「非常に緩和的な現行政策を適切に終了する上で妨げになる恐れ がある」と指摘した。

総裁はさらに、「労働市場である程度の回復が見られることから、 資産購入ペースをいくらか減速させることは可能かもしれないが、一気 にやめることはないだろう」と予想。「終了期限はないため、連邦公開 市場委員会(FOMC)は米国のマクロ経済動向に関する新たなデータ を受けて、購入ペースを変更する必要に迫られるかもしれない」と付け 加えた。

その上で総裁は、経済指標の改善に対応して資産購入が「750億 -650億ドル」に減る可能性もあると語った。

講演後に総裁は記者団に対し、米連邦準備制度理事会(FRB)が 資産購入ペースを落とす指針となる公式を検討する可能性があると述 べ、失業率が0.1ポイント低下するごとに毎月の購入額を150億ドル削減 することなどを例に挙げた。

総裁は「こうしたものが導入されれば合理的だと思う」が、 FOMCは公式を使うアプローチを支持してはいないと付け加えた。

原題:Fed’s Bullard Says Balance-Sheet Growth Lifts Exit Concern (1)(抜粋)

--取材協力:James L Tyson.

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