シャープとパナ:中国で空気清浄器が増-「日本ブランド」で

巨額損失に悩むシャープやパナソニ ックが、大気汚染が深刻な中国で除去にひと役買っている。尖閣諸島の 領有権をめぐり日中関係に暗雲がたれこめる中で、日本の空気清浄器の 技術が高く評価された形だ。

「日本メーカーの信頼性で売れている」。シャープ広報の中山みゆ き氏は14日の電話取材でこう語った。「中国で環境意識が非常に高まっ ている」こともあり、同国での空気清浄器販売は昨年1年間で前年比約 2倍となった後、1月の伸びは3倍に加速したという。パナソニック広 報の刑部智恵子氏も、1月の中国市場向け生産が50%増えたと語った。

中山氏によると、シャープは販売増を受け、上海の工場ですでに増 産に入った。販売台数は非公表だが、同国でのシャープの白物家電販売 のうち、空気清浄器の比率は3割程度だとしている。

中国では今年に入り、重大な健康被害をもたらすPM2.5(直径2.5 マイクロメートル以下の超微細粉塵)の飛散が深刻化。当局が欧州並み の排ガス規制も検討する中、環境規制が厳しい外国の自動車メーカーの 販売が伸びるとの見方も出ている。