今日の国内市況(2月14日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIX続落、GDP低調などで金融、建設に売り-G20待ち強い

東京株式相場は、TOPIXが続落。あすから始まる20カ国・地域 (G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に持ち高調整の売りに押され、 昨年10-12月の実質国内総生産(GDP)が市場予想に反し、マイナス 成長となったことも重しとなった。その他金融や銀行など金融株のほ か、建設や不動産、鉱業株も安い。

TOPIX終値は前日比2.14ポイント(0.2%)安の954.88。一 方、日経平均株価は55円87銭(0.5%)高の1万1307円28銭と反発。

ちばぎんアセットマネジメントの斉藤秀一運用部長は、約2カ月間 ほぼ一本調子で上げてきたので、「注目イベントを控える中、これまで 相場をけん引した海外投資家による利益確定の動きも少しずつ出始めて いる」と指摘。きょうは「メガバンクなどが利食いのターゲットになっ た」とみていた。

●債券下落、米長期金利2%乗せ警戒-日銀の政策据え置きは予想通り

債券相場は下落。前日の米国債市場で米長期金利が2%台に上昇し た流れを受けて売り優勢となった。また、日本銀行がきょうの金融政策 決定会合で政策を据え置いたが、市場の予想通りと受け止められた。

東京先物市場で中心限月の3月物は、前日比16銭安の144円22銭で 取引を開始。いったんは144円29銭に戻したものの、外国為替市場でド ルに対して円売り圧力が強まると伸び悩みとなった。午後は日銀会合の 結果発表後に144円10銭台でもみ合っていたが、取引終了前に144円04銭 まで下落し、結局は同水準で安値引けした。

りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフストラテジス トは、円債市場はポジション(持ち高)調整の売りが優勢だと指摘。日 銀については、「市場の期待通りに物事が起こっているかチェックする 時間帯」だと説明。その上で、景気回復でも日銀が追加緩和を行えば金 利は上昇しないとの見方を示した。

●円が小幅反落、日銀総裁候補の発言で-G20控え円安けん制も警戒

東京外国為替市場では円が小幅反落した。次期日銀総裁候補の一人 とされる岩田一政元日銀副総裁が100円程度までの円安は「均衡への回 帰」との認識を示したことが手掛かり。ただ、あすから始まる20カ国・ 地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に、円安けん制への警戒も 強く、円の下値は限定的となった。

午後4時7分現在のドル・円相場は1ドル=93円64銭前後。午前に は93円14銭まで円高に振れた後、一時93円64銭まで円売りが進んだ。

ナショナル・オーストラリア銀行の高安佳子市場営業部部長は、 「完全にG20待ちの状態」で、「先進国からは声明が出たが、アジアな ど新興国から円安批判が出てくる可能性もあり、何が出てくるかわから ないので目先は動きづらい」と指摘。半面、日銀に関しては、次期総裁 下での金融緩和への期待は強いと言い、「長期的には100円の方向を見