渡辺みんな代表:次期日銀総裁、黒田氏含め財務省出身者起用に反対

みんなの党の渡辺喜美代表は14日、 3月に辞任する日本銀行の白川方明総裁の後任人事に関して取り沙汰さ れている黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁(元財務官)、武藤敏 郎元財務事務次官ら財務省出身者の起用には反対する考えを明らかにし た。任期満了となる山口広秀、西村清彦両副総裁の後任についても同様 という。国会内でブルームバーグ・ニュースの取材に語った。

渡辺氏は財務省出身者の起用に反対する理由について、日銀総裁が 「為替の権能は財務省が持っている、だから日銀は為替に口出しする な、となったら大胆な金融緩和ができなくなる恐れが出てくる」と指 摘。その上で、「外為特別会計を守るために外債購入を否定するとなっ たらなおさらよくない」とも述べた。

正副総裁の人事は衆参両院での同意が必要なため、自民、公明の連 立与党が参院で過半数に満たない「ねじれ国会」では、一部野党の賛同 を得る必要がある。みんなの党は参院の会派に12人を擁しており、野党 内では民主党(87人)に続く勢力だ。

渡辺氏は1月16日のインタビューで、武藤氏起用には反対する考え を明言していたが、黒田氏については「国際金融もよく分かり、人格、 識見とも立派な人だが、日銀総裁にしたらアジア開銀はどうなるのか。 アジア開銀総裁を中国に取られたら国益を損なう」と述べるにとどめて いた。

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