米住宅差し押さえ、1月は07年来の低水準-リアルティトラック

米国の1月の住宅差し押さえ件数は 前年同月比28%減少し、2007年4月以来の低水準となった。住宅所有者 を保護する新たな法律が施行されたカリフォルニア州では、初めて差し 押さえ通告を受けるペースが緩やかになった。

リアルティトラックの発表資料によると、1月の住宅差し押さえ件 数は15万864件で、前月比では7%減少。869世帯に1世帯の割合で差し 押さえ通告を受けたことになる。米各州で最も人口の多いカリフォルニ ア州の新たな法律が全国的な差し押さえ件数の押し下げに大きく寄与し た。同州での差し押さえ通告は前年同月比62%減と、7年3カ月ぶりの 低水準となった。

リアルティトラックのダレン・ブロムクイスト副社長は発表資料 で、「米国の1月の差し押さえ状況はカリフォルニア州に同月導入され た新法の影響で大きく変わった」と指摘。同州のデフォルト(債務不履 行)の減少ペースは「相当なスピードに加速した」と説明した。

差し押さえ件数の減少が米住宅市場の回復につながっている。全米 不動産業者協会(NAR)が今週発表したリポートによると、昨年10 -12月(第4四半期)は米主要都市の88%で住宅価格が上昇。価格が高 い都市のランキング上位20のうち、カリフォルニア州の都市が5つ入っ た。

--取材協力:Heather Perlberg.