仏BNPパリバ:10~12月期は33%減益-伊での評価損響く

仏銀最大手BNPパリバの2011年10 -12月(第4四半期)決算は、イタリア部門ののれん代評価損に加え、 債務に関わる損失計上が響いて前年同期比33%の減益となった。

BNPパリバが14日発表した決算資料によると、10-12月期の純益 は5億1400万ユーロ(約646億円)となり、前年同期の7億6500万ユー ロを下回った。ブルームバーグがまとめたアナリスト9人の予想平均 (9億2160万ユーロ)も下回った。

また、3億5400万ユーロの減損が計上されたが、これには伊子会社 のバンカ・ナツィオナーレ・デル・ラボロの2億9800万ユーロののれん 代評価損が含まれる。一方で、欧州債務危機の影響が薄れたことで預金 が増加した。BNPは年間のコストベースを2015年までに20億ユーロ引 き下げることを明らかにした。

ジャンローラン・ボナフェ最高経営責任者(CEO)は発表資料の 中で、「難しい環境」の中にあって「堅実」な業績を残すことができた と述べた。

BNPパリバの株価は過去1年間に34%上昇して45.85ユーロとな り、時価総額は約570億ユーロに膨らんだ。同行は1株当たり配当額を 1年前の1.2ユーロから1.5ユーロに引き上げる計画。

また、BNPパリバは保有債務の再評価に伴い2億8600万ユーロの 損失を計上した。前年同期は3億9000万ユーロの増額だった。

部門別では法人・投資銀行(CIB)部門が税引き前利益2億6600 万ユーロを確保。前年同期の4600万ユーロから大幅増益となった。た だ、市場予想の5億2400万ユーロには届かなかった。同行はアジア太平 洋地域のCIB部門と投資ソリューション部門で約8000人を雇用してい るが、今後3年間で約1300人を採用する計画も明らかにした。

このほか、中規模以上の法人顧客からの預金が18%増加したのを受 けて流動性が高まったことから、銀行新規制の「バーゼル3」に基づく 狭義の中核的自己資本であるコアTier1の比率は昨年末現在 で9.9%と、3か月前の9.5%から上昇した。

原題:BNP Paribas Fourth-Quarter Net Falls 33% on Italy Writedown(抜粋)

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