英国で馬肉の需要が急増-牛肉への混入問題で予期せぬ余波

ポール・ウェブ氏は運営する会社の ウェブサイトで「当社のひき肉には牛肉は含まれていません」という宣 伝文句を掲げ、欧州で最近話題になっているハンバーガーへの馬肉混入 問題を逆手に取っている。

ウェブ氏は英エキゾチック・ミーツのディレクター。先月、スーパ ーで販売されていたハンバーガーから馬肉が発見されて以降、馬肉入り のハンバーガーやソーセージ、ステーキ、ひき肉の売上高が10倍に急増 したと話す。消費者の馬肉に対する好奇心が高まり、先週末には在庫が 底を突いたという。

ウェブ氏は電話インタビューで「消費者はどんな味か試したくなっ ているのだと思う。本当に牛肉のような味がするのかどうか知りたがっ ている」と指摘した。

シマウマやヌー、アルパカなどの肉も販売するエキゾチック・ミー ツは今回の馬肉混入問題で予想外の恩恵を受けた企業の1つだ。今回の 問題で欧州の食品サプライチェーンの不透明さが明らかになり、消費者 が食品の原料を見直すきっかけとなった。それに伴い、英国では馬肉料 理への関心が高まっている。同国では馬肉を食べるのはタブーの一つと 考えられている。

市場調査会社バーディクト・リテール(ロンドン)の食料および食 料品販売業担当アナリスト、アンドルー・スティーブンス氏は「消費者 の購入商品への意識が非常に高まっている」と指摘。馬肉需要の急増に ついて「予期せぬ余波だ」と述べた。

原題:No Moo in Mince Claim Benefits Horse Meat in Food Scandal Twist(抜粋)

--取材協力:Richard Vines、Gabi Thesing.